週刊「想うのよ」

想うことを綴ります

「あやうく一生懸命生きるところだった」という本

以前、書店で思わず買っていた「あやうく一生懸命生きるところだった」という本。

そのなんとも体たらくな題名と、パンツ一丁(それもブリーフ)の男が笑みを浮かべて幸せそうに寝転ぶ、その怠惰の極み的な表紙に当時の小生は惹かれたのか、惹かれてしまったのか、今でも小生の本棚にそれなりの存在感をもって鎮座している。

実はまだ読み切っていない。

買ってはみたものの、その一見どうでも良い、優先順位を低くせざるを得ない題名や表紙のために、ずっと読む機会を逸していまっていたのだ。

それが最近、ふと手に取り読むことになった。すると、その中身が想像以上に良く、明るい気持ちにさせてくれるのだ。怠惰の極み的な絵表紙且つ題名だが、中身はそんなことはなく、前向きな内容。ただし、すべきだなんだという押しつけがましいものでは決してなく、読んでいて頷ける、共感に満ちたものだった。

詳しくは一度手に取ってもらうとして、やはり相性の良い本と出合うと楽しい。共感できる人間がいると想うだけでホッとする。なかなか身の回りの人だけだど、見つからないこともあるが、そういう時は本で探せばいいのだ。書き手は人間だから、共感できる相手(人)を見つけたようなもの。

小生もブログをはじめて最近想うのは、共感してホッとする人がいたらいいなぁというもの。どんなに変わり者でも、日本人1億人の中には自分と共感できる人はいるはず。歴史を辿ったりしたら、さらにその可能性は増える。英語が分かる人間であれば、さらにその可能性は広がる。中国語が分かる人間であれば更に更に。

ちなみに上記の著者は韓国の方。日本人のいちサラリーマンが想うことと似たような感覚をもっているんだなぁとビックリ。世界は狭いようで広いが、でも広いようで狭くもあると想う。

また気が向いたら読み進めてみようと想う。あくまで優先順位は低いので、また読み出すのは半年後かもしれないが(笑)